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COLUMN

01

~それぞれの特徴を知ろう~

無水エタノールと消毒用エタノール、どこが違うの?

「無水エタノール」をご存知ですか? 薬局の棚に「消毒エタノール」と一緒に並んでいることの多いこの製品、そもそも何に使うの? どこが違うの? と疑問に思う人もいるかもしれません。まずは、無水エタノールの正体をご紹介しましょう。

中身はアルコール、
違いは濃度にあり

「エタノール」とは、国際化学命名法による呼び名で、一般にはエチルアルコールと呼ばれるアルコールのことです。エタノールは、アルコール濃度の高い順に
無水エタノール(99.5vol%…※1)、
エタノール(95.1~96.9vol%)、
消毒用エタノール(76.9~81.4vol%)
の三種類に分類されていています。濃度が違うと性質が変わってしまうので、用途や必要に応じて使い分ける必要があります。ここでは、特に一般的に使うことの多い「無水エタノール」と「消毒用エタノール」の違いについてご説明します。

無水エタノール 99.5vol%以上

無水エタノール
99.5vol%以上

エタノール 95.1~96.9vol%

エタノール
95.1~96.9vol%

消毒用エタノール 76.9~81.4vol%

消毒用エタノール
76.9~81.4vol%

すぐに蒸発する無水エタノールと、
消毒向きの消毒エタノール

無水エタノールは、水分をほぼ含まない純度の高いエタノールのこと。洗浄力が高く、あっという間に蒸発する性質を持っていることから、水拭きができない電気製品などの掃除に使われてきました。刺激が強く、肌に直接つくと水分を奪ってしまう性質もあります。アルコール濃度が高いため、消毒力もその分強いように思われがちですが、瞬時に蒸発してしまうため、逆に消毒には向いていません。

一方の消毒用エタノールは、無水エタノールよりはアルコール濃度が低い分その場に留まってアルコールの効果を発揮するため、その名の通り「消毒」に向いています。インフルエンザウイルスなど、エタノールで不活性化できるウイルスの消毒(※2)などに効果を発揮し、人の集まる公共機関や病院などでよく使われています。肌に対する刺激も、無水エタノールよりは低くなっています。

むすいくん

どんな時に
無水エタノールが選ばれる?

消毒用に使うためだけなら、最初から最適な濃度に薄めてある消毒用エタノールがとても便利です。しかし、それ以外の用途も考えているのなら、無水エタノールを選ぶのもアリかもしれません。というのも、無水エタノールを1本手元に用意しておけば、必要に応じて精製水で薄めてすぐに消毒用エタノールも作れる(※3)からです。

無水エタノールは、電気製品などの掃除だけでなく、これからコラムでご紹介する生活雑貨のお手入れや、カビや害虫対策などにも使える上に、水で薄めれば消毒用エタノールとしてウイルス対策やお掃除に大活躍します。またアロマテラピーの世界でも、無水エタノールは精油を水に溶けやすくするための溶剤として良く使われています。

アロマのイメージ画像 アロマのイメージ画像

無水エタノールは、自分の好みに合わせたいろいろな使い方ができる点が魅力です。応用範囲が広いため、探究心旺盛な生活術上級者さんなら、一度使い始めたら手放せなくなるかもしれません。楽しく使っていただくためにも、取り扱いの注意点をしっかりおさえた上で、あなたの生活の中に上手に取り入れてみてください。

※1 …vol%はアルコール濃度の単位。エタノールは空気中の水分も吸収しやすい性質があるため、無水エタノールでも100%にはなりません。
※2 …エタノールに抵抗性の高いウイルスもあります。
※3 …水とアルコールを混ぜると容積が収縮するため混ぜても計算通りの容量にはなりませんが、実用上では問題ない程度の誤差です。